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慎太郎家 泉鏡花「天守物語」小皿 10枚セット

ITEM

ITEM 慎太郎家 泉鏡花「天守物語」小皿 10枚セット
NUMBER ITS_10600011

SPEC

DETAIL あの世とこの世、天界と魔界、それぞれをつなぐ幻想的な物語に見る泉鏡花独特の美意識は、この時代にあっても色褪せることはなく、芸術家や文壇、そして美の感度が高い方々に愛され続けています。そんな泉鏡花の代表的で、馴染みの深い物語『天守物語』が生まれておおよそ百年。今回、その『天守物語』をモチーフに、右都和オンラインストアのグループである金沢の『ギャラリー 紋』が発起となり、金沢のバーやカフェ、ショップと一緒に『泉鏡花 〜天守物語〜』を企画。それに合わせて、アーティストと若手作家が10種類の珠玉の小皿を作り上げました。
この10種セット版をご購入いただいた方には、天守物語のオリジナル手ぬぐい(販売予定)をプレゼントいたします。

★★
圧倒的な図案デザイン、そして緻密な器づくりの技術で、天守物語の世界感を再現。
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幻想的な世界感を持つ『天守物語』を10種類のシーンとして小皿に描き出したのは、イラストレーターであり画家の「浦地 思久理」氏。その緻密な原画を白磁の素地に写しだしたのは、金沢で活動する若手作家のグループ“wonder space”のメンバー。そして今回の『泉鏡花 〜天守物語〜』の発起人は右都和オンラインストア・オーナーの「矢部 慎太郎」。矢部は金沢の彦三町をはじめ、銀座、神楽坂、京都祇園、旭川(北海道)でバー・ギャラリーを経営。「美意識」については、日本を代表する故・金子國義氏から影響を受ける。 今回、代表的な10の絵柄は物語の象徴的なシーンであり、この絵皿を並べることは、まさに九谷流、天守物語の絵巻とも言えます。

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10種類の図柄について
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1.「獅子頭」

白鷺城天守、第五重の正面奥に奉られる青獅子の頭をモチーフにしたお皿です。
物語の中で、ことあるごとに花や供物がお供えされ、見惚れられ、大切にされています。
常に物語の中心にあって、事の次第全てを見守りますが、結末では追っ手に目を傷つけられ、同時に天守に棲むものは目が見えなくなってしまいます。 富姫や侍女たちは、みなこの獅子の精霊で活きていたのでした。

2.「蓑笠」

守夫人、富姫の登場は、越後の国大野群夜㥏ケ池の主、白雪姫に雨を頼みに参り、案山子からかりた蓑を纏い、笠を掲げるいでたちで天守に帰りきたる、印象深いものです。
案山子の着けていた蓑笠を羽織ってもなお、水色の衣(きぬ)の、夫人の瑞々しい美しさの強調される場面を題材にしたお皿です。

3.「秋草」

守夫人に仕える侍女には、奥女中の薄(すすき)を筆頭に、桔㝏、萩、葛、女郎花(おみなえし)、撫子、そのほか女の童の鬼灯(ほおずき)と蜻蛉(とんぼ)まで、秋草や秋の季語の名が与えられています。
芙蓉手様式の器の構図に秋草を置き、それらを「天守五重の柱に欄干のごとく渡された紅の鼓の緒」で取り囲むあしらいとしました。

4.「行器(ほかい)」

姫が姉、富姫への心入れの土産の御進物は、猪苗代亀ヶ城の主、武田衛門之介の首でした。
ゆりこぼいて汁が出た首を、「むさや」と言いながら三尺ばかりの長い舌で舐めて清める舌長姥ですが、途中から「うまや」と口走ってしまう場面は、コミカルでありながら、この物語がゾッとする妖怪奇譚であることを思い知らされます。
行器(ほかい)は神饌を盛り付ける器であり、また、野遊びなどに食物を持ち運ぶ入れ物ですが、武家時代には首桶として代用されることもあったようです。今回は、行器を首桶に見立ててお皿の図柄といたしました。

5.「手鞠」

姫の持参した手鞠の模様のお皿です。富姫の妹、亀姫が、猪苗代城から五百三十里以上の遠路はるばる姫路まで来たのは、富姫と手鞠をついて遊ぶためでした。
舌長姥も「二人様のお手鞠は、唄を聞きますばかりでも寿命の薬」と讃えます。

6.「白鷺城と鷹狩の一行」

姫川図書之助は、拳に据えた鷹を天守へ逸した罪としての切腹を免れるかわりに、鷹の行方を求めて百年以来生きて帰った者のいない天守最上段に上がり、富姫と出会うことになります。
鷹が播磨守の殿様たち鷹狩の一行から飛び立ち、妖気漂う天守から富姫が見せた、羽衣を被た鶴の幻惑に誘われて行ってしまう、という情景をお皿にしました。

7.「白鷹」

鷺城の城主、播磨守の殿様が日本一と御秘蔵の白い鷹をお皿の中に掴まえました。
でも夫人が宣うように、鷹には鷹の世界がある。誰のものでもなく、決して人間の持ちものではないのです。

8.「櫛」

二代以前の当城殿は鷹狩りの途中に目にとまった、貴婦人の落人だろう絶世の美女を、かくれた地主神の宮の中へ闖入し、掴まえようとしますが、美女は舌を噛んで真俯向けに倒れて死んでしまいます。その時にこぼれ落ちた、富姫の過去世の姿かもしれない悲劇の貴女の櫛の絵です。この社に飾られていたのがその後の天守の獅子頭で、美女は死の間際、この獅子頭をじっと視みて「あわれ獅子や、名誉の作かな。わらわにかばかりの力あらば、虎狼の手にかかりはせじ」と言って果て、獅子が頭をさかしまにして、そのおんなの血を舐なめ舐め、目から涙を流したという謂れです。
実はこの櫛刻まれた三輪牡丹高彫も、獅子頭同様、最後にデウス・エクス・マキナとして現れる老人、近江之丞桃六という工人の手に因るも のでした。

9.「短檠(たんけい)と雪洞(ぼんぼり)と燈(あかり)」

五重で夫人と別れた図書が天守の三階中壇まで降りた時、真っ黒な大入道に邪魔をされ、雪洞の火を消されてしまいます。夫人に「決して来てはなりません」と言われたのに、戻ってきた図書之助の言い訳は「男といたし、階子から落ちて怪我をするよりはと存じ、御戒をも憚らず推参いたしてございます」という凡下なもの。ところがこれを夫人は「爽やかなお心」と感心し、短檠から雪洞に燈を移してやり、照らされた図書の顔を視てうっとりとするのでした。
出会いからすぐ後、二度目に会ったときには、既に夫人はすっかり図書に心奪われていることのわかる、可愛らしいエピソードのお皿です。

10.「青竜の御兜」

姫が亀姫に用意していた、鍬形打ったる五枚錣(しろこ)、金の竜頭の兜の絵皿です。播磨守が先祖代々の家の宝に、十七の奥蔵に五枚錣に九ツの錠を下して、大切に秘蔵していたお家の重宝「青竜の御兜」でしたが、亀姫の土産の生首には見劣りする品だったようで、夫人は亀姫に差し上げるのをやめてしまいます。
この兜が、後に人間界での図書を追い込むことになってしまうのです。

★★
いかがでしょう。器の写真と情景のご説明文は一致いたしましたか?
コレクションとしてももちろんお楽しみいただけますが、お客さまがお越しの際に、10枚をお手元に配りながら、少し「美」や文学についてお話するのも美味しいかもしれません。

※10枚セットの専用箱はありません。
※絵小皿は1枚ずつ(税込3,520円)、手ぬぐいは1枚ずつ(税込1,728円)でも販売しております。

作家名 慎太郎家オリジナル
焼物の種類 九谷焼き
器の種類 小皿
なし

SIZE (cm)

小皿寸法(1枚、約) 直径:12cm 高さ:2.5cm
手ぬぐい寸法(1枚、約) 幅:35cm 長さ:90cm
  •  記載のサイズは実寸ですが、作品は一点一点が手作りとなりますので、多少の誤差が生じる場合がございます。また、商品の色、質感につきましては、ご利用されるモニター環境、ブラウザによって、画面と実際の商品の色が多少異なる場合がございます。

ORDER

型番 ITS_10600011
販売価格 32,000円(税抜) 
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